東大生は成績が優秀な人をどう呼ぶ?/教養としてのウラ言葉トレーニング
公開日:2022/3/7
【答え】ウィンブルドン
【解説】
東京大学には、学内だけで通じる言葉が少なくないようだ。「ウィンブルドン」もそうした隠語のひとつで、成績がすべてAの状態のことを指す。「全部A」→「全A」→「全英」→「全英オープン」→「ウィンブルドン」という由来からつくられた言葉である。一方、成績表にA(優)とB(良)しかない状態のことを「エビ固め」というが、現在、成績表はA・B・C・Dではなく優・良・可・不可という評価なので、ウィンブルドンとエビ固めはすでに古い言葉となっているようだ。この優良可の時代に対応した言葉が「カフカ」で、『城』『審判』『変身』などを書いたチェコ出身の作家・カフカでは決してなく、成績表か可と不可だらけの状態を「可不可」→「カフカ」と呼んでいるのだという。
雑学総研