人気料理人の“賛否両論”笠原将弘氏が、毎朝5時30分に起きて家族3人のお弁当を作っている‼ その実体験から生まれた『父さん弁当』
公開日:2022/3/6
笠原氏が毎朝家族にお弁当を作っていることを知ったときには驚いた。
毎日忙しく働いていて帰りも遅い。
そんななかでお弁当作りだなんて…。しかも5:30起床で作っているという。
息子の高校入学を機に、「毎日弁当を作ってやろう」と心に火がついたそうだ。忙しいからこそ、晩の自分のつまみ作りのついでに翌朝のお弁当作りをするルーティンが生まれたり、お弁当作りに何かと応用がきく食材の発見があった。
人気料理人である笠原氏が毎朝作るからこそたどり着いたレシピが余すことなく載っているのが、『笠原将弘の 毎朝 父さん弁当』(KADOKAWA)だ。
しかも、笠原氏本人が撮ったお弁当の画像も日記的に載っており、そこからは、「毎朝の弁当作りは、3人の子どものことを考える、いい時間になってる」と、愛情がひしひしと伝わってくる。
本書は弁当レシピとしても使えるが、おつまみに、ふだんのおかずに、おやつにも使える料理だ。そしてこのコロナ禍、在宅ワークをしている方にもおすすめしたい。
「基本は自由に‼ 愛だけ詰めてください」と語る笠原氏が、全国の、忙しい毎日を送る、お父さん、お母さん、お弁当担当のお姉さん、お兄さん、みんなの役に立てたらと願ってでき上がった1冊だ。
晩の自分のつまみ作りとともに、翌日のお弁当作りがスタートする
仕事終わりにスーパーで明日のお弁当と自分用のつまみの材料を買って帰る。つまみを作って一杯やりながら、前もってできるお弁当の仕込みをする。
シンプルだけれど飽きることのない、のり弁とシャケ弁
のり弁は、のりの味がしみたご飯がなんともおいしい。シャケ弁は塩焼きもよし、焼き漬けもよし、竜田揚げにするのもまたいい。
全部のせたらサイコーだと思って作る、スペシャルのっけ弁
のっけ弁のいいところは、ご飯におかずのうまみがしみわたること。ぶりの照り焼き定食をお弁当にしたらこんな感じ!?
晩酌のアテにもなる、お弁当のおかず
お酒が進むつまみは、たいていご飯も進む。アツアツをビールとともに味わい、半分は明日の子どもたちのお弁当に。
息子と娘に毎日作っているお弁当を撮っている
毎日の記録としてメモ的に撮り始めたが、いまでは壮大な量のお弁当写真! 日々のお弁当の写真を眺めながら、そのときあったことを思い出せるのもおもしろい。
【著者プロフィール】
笠原将弘
東京・恵比寿にある日本料理店「賛否両論」マスター。一男二女の父でもある。テレビをはじめ、雑誌連載、料理教室、イベントなどで幅広く活躍。2013年に「賛否両論 名古屋」を、2019年に「賛否両論 金沢」を開店。著書は多数で、累計127万部を突破している(2021年時点)。