給料が上がりにくい理由。日本人の平均給料と手取り額の現状/1日1分読むだけで身につくお金大全100
公開日:2022/3/23
物価や税金が上がっているなか、日々の節約方法やお金の増やし方に悩でいませんか?
そこで悩んでいる方におすすめしたいのが、『1日1分読むだけで身につくお金大全100』。ファイナンシャルプランナーでもある著者・頼藤太希さんと高山 一恵さんが、お金の基本を丁寧にやさしく解説します。「貯め方」「増やし方」「節約の仕方」など、お金にまつわる教養が盛りだくさんです。
とても大切なことなのに、学ぶ機会が少ないお金のこと。お金ことがよくわからなくて不安な人は、“1日1分”読めばお金の知識が身につきますよ!
※本書は、2022年1月時点の情報をもとに執筆・構成された書籍です
※本作品は頼藤太希・高山一恵著の書籍『1日1分読むだけで身につくお金大全100』から一部抜粋・編集しました
金融広報中央委員会が、単身世帯と二人以上世帯の金融資産保有額(貯蓄額)を年代別にまとめたのが右の表です。平均と今の貯蓄額を比べると、平均より少ない人のほうが多いのではないでしょうか。
しかし、平均は金額の合計を人数で割った金額ですから、一部のお金持ちが大きく引き上げてしまいます。そのため、実態に即していない金額になりがちです。そこで、全体の真ん中の人が貯めている金額となる「中央値」をみると、平均とはずいぶん差があることがわかります。貯蓄の実態は、中央値のほうが近いでしょう。ただし、中央値も貯蓄ゼロの人が多いと少なくなりますので、分布図で確認することが大事です。
わかっていただきたいのは、どの年代にも貯蓄1,000万円以上の世帯がある一方で、貯蓄ゼロの世帯もあるということ。お金を貯められない人がいる一方で、貯められている人もいるという実態です。つまり、年収の多少は関係なく、お金は貯められるということです。
いつまでにいくら必要かを把握し、お金を確実に貯める仕組みを構築すれば、誰もがお金を貯められるようになります。
10秒チェック!
どの年代でも1,000万円以上貯めている人がいます。「なんのために」「いくら」貯めるのか明確にしましょう!