人生を変えたいなら、まず腸活から! コロナ禍で注目された“免疫力”も腸は大きく関係している!?

健康・美容

公開日:2022/3/18

体もメンタルも腸からポジティブに! 美腸の教室
『体もメンタルも腸からポジティブに! 美腸の教室』(一般社団法人日本美腸協会:著、小林暁子:監修/主婦の友社)

「孤独感からうつっぽくなる」「食欲がなくて便秘ぎみ」「夜、眠れなくて4、5回目が覚める」「ストレス解消で食べまくって10kg以上太った」「昼夜逆転生活で体がだるい……」「自分の時間がなくなってイライラ」「筋力が低下し転んでしまう」など、新型コロナウイルス感染症の流行下でこうした不調を訴える患者が多くなった、と言うのは小林メディカルクリニック東京院長で医学博士の小林暁子さん。小林医師によると、これらの悩みは「腸活による免疫力のアップで解消する」のだとか。

 腸活で25年間かぜ知らずの小林医師が監修を務める『体もメンタルも腸からポジティブに! 美腸の教室』(一般社団法人日本美腸協会:著、小林暁子:監修/主婦の友社)には、「腸活」の重要性と、日常生活に取り入れたいその方法が紹介されています。

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どうして腸活をすると“免疫力”が上がるの?

 免疫とはウイルスや細菌、カビが体に侵入したときに排除する防御システムです。実は腸には免疫細胞の7割が存在しており、免疫細胞を活性化させるためには、腸内環境を整えることが大切になります。そのためのポイントは次の3つ。

ポイント1【食事】……悪いものや老廃物を入れず、ためない。よい菌がとれる食材をとり、さらに菌を育てること。

ポイント2【運動】……ジョギングやウォーキング、ストレッチなどは、腸まわりの筋肉を鍛え、ぜん動運動を促進。

ポイント3【腸もみ】……自分の手で腸を押したり、つかんだりマッサージすると、便秘知らずに!

 この3つを毎日の習慣にできれば、腸内環境は整い、結果、免疫力がアップするのだとか。

あなたはどの腸タイプ? 現状を知って、改善策を見つけよう

 腸活をする前に知っておきたいのが「腸タイプ」。本書には「下がり腸」「冷え腸」「むくみ腸」「たまり腸」「ガス腸」「ストレス腸」の、6つの腸タイプが紹介されており、タイプごとに見直すべき生活習慣がわかるようになっています。

体もメンタルも腸からポジティブに! 美腸の教室 p.62-63
当てはまる項目が多いものがあなたの腸タイプ。3つ以上当てはまる場合、生活習慣の見直しが必要

腸のセルフケアで腸内環境をととのえる!

 本書では、食事や生活習慣の改善とともに、腸のセルフケア「腸ストレッチ」と「腸もみ」を推奨しています。

 神経の影響を受けやすい小腸は、心配や悩みがあると、緊張でかたくなり、便秘や下痢をまねきがち。このガチガチのおなかを柔らかくして、お通じを改善するのが腸ストレッチです。腸のまわりの筋肉に刺激を与えて腸を動かします。朝起きたときや仕事の合間などに気軽に行えます。

 その間接的に腸を動かす腸ストレッチに対して、腸を直接マッサージするのが腸もみ。小腸の汚れを落とすのに効果的な方法です。30分以上腸もみすれば、ぜん動運動が起こり、たまった老廃物を含む便も出て、腸内環境がととのいます。寝る前のリラックスタイムに行うと、いつのまにかウトウトしてしまうそうです。

<基本の腸ストレッチ>

体もメンタルも腸からポジティブに! 美腸の教室 p.100-101

体もメンタルも腸からポジティブに! 美腸の教室 p.102-103

<基本の腸もみ>

体もメンタルも腸からポジティブに! 美腸の教室 p.104-105

体もメンタルも腸からポジティブに! 美腸の教室 p.106-107

体もメンタルも腸からポジティブに! 美腸の教室 p.108-109

 さらに、腸タイプ別の「腸ストレッチ」「腸もみ」も紹介されているので、長年のおなかの悩みも一気に解決してしまうかも。

 ほかにも「美腸になるための5ステップ」や「腸によい10の習慣」など、これからの腸活ライフに役立つ情報が満載! 腸活モデルとしても有名で、美腸プランナーを取得した加治ひとみさんの「腸活美人の作り方」など、美腸になれるノウハウが詰まった1冊です。

イラスト=二階堂ちはる モデル=比留川良子 カメラマン=廣江雅美

(著者プロフィール)
一般社団法人日本美腸協会
ストレスの多い現代社会人がかかえているおなかの悩みを解決するため、腸に関する専門的な知識や正しい腸もみ技術を使い、健やかな心と体を育めるようサポートをしている。小林暁子医学博士など医師・科学者の監修のもと、美腸の知識やケア技術をともに学び、心身の健康を広げることを目的に活動。

(監修者プロフィール)
小林暁子
小林メディカルクリニック東京院長・医学博士。順天堂大学医学部卒業後、順天堂大学総合診療科を経て、2005年にクリニックを開業。内科、皮膚科のほか、便秘外来や女性専門外来を併設し、全身の不調に対応する。なかでも便秘外来ではのべ15万人以上の便秘患者者の治療に携わり、高い実績を上げている。テレビ出演、講演会でも活躍中。