僕、広島の人間じゃけえ/学芸大青春のジュネッセンス!!【「上京した僕が考える"ちょうどいい!広島"の魅力」from 仲川蓮】

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更新日:2022/5/12

学芸大青春のじゅねセンス

 シティボーイになりたい。標準語でしゃべりたい。上京したての頃の僕は、そう思っていました。でも今は、広島県出身だということに誇りを持っています。”僕、広島の人間じゃけえ”と、胸を張って言えるんです。それは上京してから、「広島って本当に良い所だったんだな」と思うようになったからです。このコラムでは、広島から上京してきた僕が、改めて広島について考え、僕なりに広島の良さを伝えられたらと思っています。

 ということで、申し遅れました。

 初めまして。学芸大青春の仲川蓮です。僕は広島県出身で、今の事務所に入るまでは、20年近く広島に住んでいました。なんで広島に住んでいた年数が詳細じゃないのかと言うと、一応年齢不詳のミステリアスキャラでやらせてもらっているからです。自分でキャラって言うなんて、もうミステリアスでも何でもないですよね。

 戯言はさておき、僕は将来、広島で就職して、一生広島でのんびり暮らしていくんだろうなと、学生時代に思っていました。ひとりっ子だということもあり、いずれは僕が両親の面倒を見ることになるだろうと思っていたのも、ひと一つの理由です。でも、そういう制約に縛られていたわけではないし、僕が県外に進学して県外で就職したいと言っていれば、両親は快く応援してくれていたと思います。もちろん、今の活動も応援してくれています。きっと僕自身、心のどこかで、広島という街が好きで “自分はこの街から出たくない” と思っていたんだと思います。

 そんな僕が数年前に知人の紹介で今の事務所に入り、学芸大青春の一員として活動を始めるわけですが、よく上京したなと自分で思います。人が多い場所が苦手でのんびり過ごしたい僕が、今では毎日、都会の荒波にもまれています。メンバーと会話している時に広島弁が出ると馬鹿にされるし、散々な日々ですよ。それでも僕は広島の人間としての誇りを持って生きています。まあ、もう東京の人間なんですけどね。

 東京に住んでから思うのは、みんな広島を田舎だと思い過ぎている、ということ。もちろん田舎は悪い所じゃないし、広島にはイメージ通りの田舎町もありますが、ちゃんと栄えている所もあるんです。広島は緑が多いだけでなく、ビルも建ち並んでいて、ちょうどいいんです。こんなに必死に訴えているのが、もう田舎者っぽいですね。でも本当に個人的にはちょうどいいんです。 “ちょうどいい!広島” ってどうでしょう。キャッチーで良くないですか? 観光ポスターの “おしい!広島県” の真似事みたいですが。

ということで、TVやネットで紹介されていないような “ちょうどいい!広島” の魅力を僕の視点でこれから紹介していこうと思います。

学芸大青春のジュネッセンス!!