『サザエさん』あのノリスケが編集者の本領発揮!?「国語力が一般とはけた違い」

アニメ

公開日:2022/4/10

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 2022年4月3日に放送された『サザエさん』で、いつも視聴者の間でイジラれ役であるノリスケが“本領発揮”し話題になっている。

 そのエピソードは作品No.8398「クイズ三昧の日々」。ある日、カツオは本屋でクロスワードの本を見つける。最近、友人の中島が初級編を解いており、カツオはあえて上級編を購入。クラスメイトから褒められるのを期待して、早速解いていく。

 しかし、案の定難しい問題ばかりで1ページ目であえなく挫折。波平は呆れ笑いをしつつ、今度は自分が解いてみようと奮闘するうちにどんどんハマっていく。その後、通勤の電車内でも入浴中にも問題とにらめっこする波平。その熱中っぷりは、家族も心配するほどだ。

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 ある休みの日、公園で例のごとくクロスワードを解く波平の元に、ノリスケが通りかかる。本を見たノリスケは、「あっ! その本、僕もやりましたよ。難しいですよね」と声をかけ、波平は「そうなんだ。これがなかなか」と笑い。するとノリスケは続けて、「伊佐坂先生の原稿を待ってる間になんとか終わらせましたよ。3時間くらいかかったかな」とものの3時間で解き終わってしまったことを告白。何日もかけてまだ終わっていない波平はショックを受け、それを聞いたサザエは「ノリスケさんはあれでいて仕事柄結構物知りなんだから」とフォローするのだった。

 ノリスケといえば、よく物語のなかでお調子者の一面がフィーチャーされがち。しかし今回のエピソードでは、出版社の編集者としての威厳を感じさせる博識ぶりが描かれ、視聴者からは「ノリスケさんは職業上国語力が一般とはけた違いに高いはずだしな、クロスワードとか強そうだ」「波平さん、クロスワードでノリスケに負けて凹んでいるけど、ああ見えて東大卒、講談社勤務(編注:諸説あり)なんだよな…」「ノリスケは出版社の編集者だから波平よりクロスワードが得意でもおかしくないだろ?」「仕事中に3時間もクロスワードで遊んでるノリスケ上級国民すぎる…」などと、改めてノリスケを見直す声が多くあがっている。

 これでいて、他人に家の冷蔵庫を勝手に開けるような手癖の悪さがなければ完璧なのだが…。