国際連合が定めた目標は17個。まずはSDGs(持続可能な開発目標)の軸となる「5つのP」をおさえよう!/イラスト図解で日本と世界がわかる! 親子で学ぶSDGs

社会

公開日:2022/4/17

17の目標を理解するためのキーワード
SDGsがわかる「5つのP」

世界を守るためのカギとなるのが「P」

 SDGsの17の目標をバラバラにおぼえようとすると、数が多いこともあって頭に入ってきませんよね。そこでおすすめしたいのが、最初に「5つのP」をおさえることです。

 これは「PEOPLE(人間)」「PROSPERITY(豊かさ)」「PLANET(地球)」「PEACE(平和)」「PARTNERSHIP(パートナーシップ)」の頭文字を示したもの。国連で「今の世界で、なにがいちばん問題なのか」を話し合った結果、この5つのPが危機だという考えにたどりつきました。

 まずは人間を大事にして、豊かな社会を目指そう。でも、地球環境がガタガタではどうしようもないし、環境がよくなっても、あちこちで紛争が起きていたらダメだ。こうした大変な問題は、一部の国や人だけでは解決できないから、みんなのパートナーシップで解決していこう。このように考えると、SDGsのポイントが理解しやすいでしょう。

 そして、それぞれのPの危機を乗り越えるために、具体的な目標として示されたのがSDGsの17の目標です。たとえば「PEOPLE(人間)」なら、人間を危機から救う方法として、貧困と飢餓をなくす、健康的な生活を保障するなどの6つの目標をあてはめることができます。

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