イギリス人はジョーク好き!4月1日「エイプリル・フール」は、国じゅうが大盛り上がり/イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日

暮らし

更新日:2022/7/21

イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日──英国の人たちから学びたい毎日を心地よく過ごすための鍵

週末のブランチはどちらで?

 都市に暮らす人たちが普段の週末で楽しみにしているのは、話題のお店でいただくブランチ。残業もほとんどない平均的な家庭では午後11時前にはベッドに入るという統計があり、週末に寝だめする人も少ない。つまり休日も朝から目一杯楽しんじゃおうというのがイギリスの週末風景なのです。伝統的な英国式朝食やエッグ・ベネディクトなどが定番ですが、近年は異国風のカラフルでおしゃれなブランチが大ブレイク。コーンフリッターとアボカド、ヨーグルトやフルーツ・コンポートなどを添えたシリアル・ボウル、中東の卵料理シャクシュカなど種類も豊富ですが、極めつけは「ボトムレス・ブランチ」。ボトムレス(飲み放題)なのはコーヒーの場合もありますが、大抵はアルコール入りカクテル! あまりのブランチ人気にレストランも週末だけ朝から営業する所が増えました。ブランチ熱はしばらく続きそう。

イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日──英国の人たちから学びたい毎日を心地よく過ごすための鍵

イギリス家庭の夕ごはん

 日本の一汁三菜と同じく、基本は「肉+野菜2種」といわれています。「野菜」の一つはほぼジャガイモで、もう一つはニンジン、ブロッコリー、インゲン豆、冷凍グリンピースなどが代表的なもの。お芋はゆでたりローストしたり、はたまたマッシュしたりと、肉料理に合わせて姿も変幻自在。みんな大好きなポテトフライ(チップス)は、調理が簡単なオーブンで焼くタイプの冷凍食品を使う家庭も多いようです。料理への情熱に若干欠けるためか、決まったものを繰り返し食べているとの統計もあり、定番はソーセージ&マッシュ、シェファーズ・パイ、スパゲッティ・ボロネーゼなど。スーパーの調理済み食品や宅配のピザ、中華、カレーなども日常的に登場。そしてディナーの締めには必ず何か甘いものを! ただし近年は食への興味が向上し、新しいレシピに挑戦する若い世代も増えているようです。

<第2回に続く>

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