学校給食でもデザートは必須!老若男女甘いものに目がないイギリス人/イギリスの飾らないのに豊かな暮らし 365日
更新日:2022/7/21
元祖スイーツ男子の国
老若男女を問わず、イギリス人は甘い物に目がない。イギリスの砂糖消費量は世界7位、一日に摂取している量は世界平均の2倍です。これは貴族たちが紅茶に砂糖を入れて飲み始めてしまった17世紀にまでさかのぼることができる砂糖摂取の習慣で、食後にデザートを欠かさないのはもとより、学校給食でもデザート必須の献立にしてしまったことで、子どもの頃から必然的に甘党に育つのです。
歯が溶けるようなキャラメル付きチョコレートバーは、日常的に食べられているお菓子の一つ。ドーナッツの一番人気は中に甘いストロベリージャムを入れたもの。純粋な砂糖の塊のようなグミ類に、大人も子どもも目を輝かせます。苦肉の策で政府が砂糖税を導入し、清涼飲料水への砂糖添加を減らす努力もしましたが、砂糖の消費量はあまり変わらず。イギリス人の甘い生活はまだまだ続きそうです。
Sohoはなぜ愛されるのか
小劇場や音楽ホール、安い飲食店やパブ、風俗店などがひしめき合い、酔っ払いや芸術家、夢想家や詩人たちが徘徊していた猥雑なソーホーの面影は、今も残っています。ソーホーはありったけの個を表現できるロンドンの心臓部。行き場のない魂たちの吹き溜まりであると同時に、第一線で活躍するセレブリティーたちが当たり前のように通りを歩くエンターテインメントの本場でもあります。
ここ数年は海外の投資家たちが古い建物を壊して高級フラットを作り、家賃の高騰で小さなビジネスが追い出されているせいで、それに反対する地元の人々の運動も巻き起こっています。ソーホーは性差や国籍、嗜好にかかわらず、あらゆる人を受け入れる懐を持ち合わせた国際色豊かな小さな村。だからこそ万人に愛されている。その一画を守ろうと、有志たちの活動は続きます。