もう今日の晩ごはんに迷わないですむ…! ほぼ材料3つで家族4人の献立が作れるレシピ
公開日:2022/5/1
忙しいと「今日は料理をする気が起きない!」なんて日もある。それでも、家族のことを考えると、なかなか休むわけにもいかない。そして、できることなら子どもたちには栄養があっておいしいものを食べさせたい! (でももう今日は頑張れない……)そんな人におすすめしたいのが、ラクして栄養のある食事ができるレシピ『ほぼ材料3つのごちそう献立』(KADOKAWA)。
材料は少なく、だいたいいつも冷蔵庫にある
使用する食材は少なく、冷蔵庫にあるか近所のスーパーで買えるものばかり。材料が少ないので、家計にやさしく、調理の手間も時間もかからない。節約はしたいけど、毎日家でおいしいものを食べたいという人にもぴったりだ。
常に身近な食材のみを使用しているから、買い物に行けない日でも、すぐ調理に取りかかれる。メインの食材は1~3つ(ほぼ3つまで)でボリュームを出す。そこに、サブと汁物をそろえた栄養バランスのいいメニューが並ぶ。さらに、チャーハンやグラタンなどの1皿料理や、作る人がラクで、食べる人もお腹いっぱいになれる丼ものなど、30日分の4人家族のご飯が1冊にまとまっている。
著者のyukoさんは、19歳の息子と小学5年生の娘、夫の4人家族。それぞれ食事の時間がバラバラなので、時間がたってもおいしく、フライパンでそのまま再加熱するだけのものや、電子レンジでチンするだけなど温め直しもラクなメニューが多い。背伸びせず、等身大の4人家族が満足できる献立だ。
家族の会話がめっちゃはずむチキン献立
たとえば「家族の会話がめっちゃはずむチキン献立」。食材は鶏もも肉、春菊、白菜のたった3つ。メインの甘辛チキンは、1品で満足度の高いがっつり系だ。コチュジャンがなくても、みそを少量入れることで、子どもも食べやすい味つけになっている。汁物の白菜の豆乳みそスープを加熱している間に、メインを作ればグンと時短に! サブの春菊のサラダは材料を入れて和えるだけ。
ここまで、調理はおよそ30分でできてしまう。献立をそのまま真似するだけだから、メニューの組み合わせに迷うことも、もちろんない。これだけでもかなり時短になる。品数が多いと、作るのが大変そうなイメージがある人も安心だ。材料もメイン食材、調味料、トッピングなどに分かれているので、必要なものがひと目でわかる。あっという間にメイン、サブ、汁物がそろう定食が作れるのは心強い。
レシピ名にもyukoさんの想いがこもっている
「罪悪感から逃れるための魚の日献立」や「キャベツと豚バラって結婚したほうがいいよな(相性抜群)キャベツと豚バラのみそ汁」など、思わずクスッと笑ってしまう、気楽に料理がしたくなるようなメニュー名ばかりで、あれもこれも作ってみたくなる。
ほかにも野菜や卵を使ったおつまみレシピや、著者のレシピ秘話など箸休めのコラムも読んでいて楽しい。いつも同じメニューばかりになってしまう人や、献立に悩んでしまう人も、今から真似するだけ。気負わず、手間も時間もかからない今日の「ごちそう」を作ってみては。
文=宮本貴世
【著者プロフィール】
yuko
楽チンごはん研究家。よく食べる男子と、小学生女子の2人の母。大阪在住。Instagram(@_yu_ko.a.r)で、どこでも手に入る食材や調味料を絶品おかずに変身させたり、お酒を飲みながら作ったりするレシピの投稿が人気。著書に『ほぼ材料2つだけ! ウマすぎる時短おかず』(KADOKAWA)がある。