村上春樹氏の小説10作品のオーディオブック化プロジェクト始動! 第1弾は俳優・藤木直人による『ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編』
公開日:2022/5/10
世界最大級のオーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービスでお馴染みのAmazonオーディブル(以下、オーディブル)にて、“村上春樹作品”のオーディオブック化プロジェクトが始動。2022年4月25日には、俳優・藤木直人による朗読で『ねじまき鳥クロニクル』の「第1部 泥棒かささぎ編」が配信をスタートした。
オーディブルは日本語では初となる村上春樹氏の10作品のオーディオブック化を進めており、『騎士団長殺し』を高橋一生、『海辺のカフカ』を木村佳乃、『神の子どもたちはみな踊る』を仲野太賀、『職業としての小説家』を小澤征悦、『東京奇譚集』をイッセー尾形の朗読で配信していくという。
そして配信第1作目として、世界的に評価の高い長編『ねじまき鳥クロニクル』の「第1部 泥棒かささぎ編」がすでに配信されている。ちなみに「第2部 予言する鳥編」は6月1日(水)、「第3部 鳥刺し男編」は7月15日(金)に配信予定だ。
同作の朗読に関して藤木は、「過去に朗読劇の経験はありますが、書籍まるごとの朗読はないため、今回が初めての挑戦となりました。話し言葉と文語体の表現の差や役の演じ分け、複数の時間軸に加え、書かれ方が章によって異なるため、悩みながら読み進めた部分も多くあります。本作は僕も出演させていただいた蜷川幸雄さん演出の舞台『海辺のカフカ』等との共通項も多く、他の村上春樹さんの作品とつながりを感じながら演じることができました。初めて村上春樹さんの作品に触れる方にも届くことを考えると不安もありますが、多くの方に届いて聴いていただけると嬉しいです」とコメント。
またインタビューの動画も公開されており、藤木が実際に録音する様子や、同作に対する思いを語る姿が見られる。
現在オーディブルでは、『ねじまき鳥クロニクル』の「第1部 泥棒かささぎ編」をはじめ、12万以上の対象作品を2カ月無料で楽しめる新規会員登録キャンペーンを2022年5月11日まで実施中(Amazon・Audibleサイト経由のみ)。通学・通勤時間のお供にしたり、お出かけする移動中に聴いたりと、さまざまなシーンで村上春樹×藤木直人の世界を満喫できる良い機会になるのではないだろうか。
耳で楽しむ『ねじまき鳥クロニクル』では、読書とはまた違う発見を得られるかもしれない。