5年以上同じメイクをしている人は必見! 古くなった自己流メイクを“令和版”にアップデート
更新日:2023/12/1
私のメイク、なんだか古臭くない…? 美容メディアや美容系YouTuberのメイク動画を目にした時、そう感じたことがある大人女性は多いのでは?
けれど、「いつものメイク」は、自分にとって当たり前のものになっていて、どこをどう変えたらいいのかわからず、結局、いつもと変わらないメイクで自分を納得させる日々を送ってしまう。
そんな人に“令和顔”の作り方を教えてくれるのが、『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』(吉川景都・BAパンダ/ダイヤモンド社)。本書は、5年以上同じメイクをしている大人女性が新しい私を発見できる、メイクアップデート漫画だ。
本書に収録されているのは、アラフォーになり顔面迷子状態だった著者の吉川氏が、現役美容部員の友人・BAパンダ氏から学んだ、大人のためのメイクテクニック。「なんとなく変」と違和感を覚えていた眉やアイメイク、ベースメイクを今風に変えられる。
トレンドの平行眉で印象をガラっとチェンジ!
顔の印象を一番左右する眉は、最もメイクが難しいと感じる部位。近ごろは平行眉が流行っているけれど、どうやって描けばいいのか悩んでいる人も多いのではないだろうか。
BAパンダ氏いわく、今っぽい平行眉を描くには自眉をなぞって整えるのではなく、理想とする形に地毛を合わせるのがポイントなのだという。
まず、眉毛のスタート位置から真横に1本線を引き、その線を目尻と繋がるラインで軽く下げる。そうしたら、下にもう1本平行な線を描き、上の線と繋げ、隙間を眉マスカラで埋めるのだそう。
この時、上の線からはみ出した地毛は抜いてOK。下の線は何もないところに描くことになるが、それで正解。BAパンダ氏によれば、平行眉は誰にでも似合い、韓流メイクや中華メイクにも通用し、簡単に今っぽくなれるため、マスターしておいて損はないのだとか。
また、もとから眉が綺麗に生えているように見せるには1色で塗りつぶさず、アイブロウパウダーでグラデーションにするのがポイントなのだとか。グラデーションの際は眉頭を一番薄く、眉尻を一番濃くしよう。
かつては、髪色と眉色は合わせるのがベターと言われていたが、今は金髪に黒眉も最高にクール。まつげ用のカラーマスカラで眉を染めたり、パールが入っていないアイシャドウやチークを眉の中央にふんわり乗せたりするのもおすすめなのだそう。
マスク生活で目の周りに視線が集まりやすい今こそ、眉メイクを見直し、「いつもの私」を卒業してみてはいかがだろうか。
流行りの「赤系アイシャドウ」が浮いちゃう問題は…?
鮮やかなオレンジや赤系のアイシャドウにチャレンジしたら、目が腫れぼったく見えたり、色が浮いてしまったりと大失敗…。
そんな悲しい経験をしたことがある大人女性でも、「塗る場所」や「質感」「下地の塗り方」「組み合わせる色」がわかれば、赤系アイシャドウを味方にすることができる。
BAパンダ氏いわく、赤などの濃い色はアイホールより外側に入れ、メインの色の「影」としてポイント使いするとよいのだとか。肌色の延長色であるゴールドと組み合わせるのもおすすめなので、目頭側や上まぶたにゴールドを、目尻や下まぶたには赤系アイシャドウをオンしてみよう。
なお、赤系アイシャドウを楽しむ時は、眉マスカラやチーク、リップのトーンを揃えると、違和感のない旬顔になれる。こんな風に、目立つ色を悪目立ちさせずに使いこなせれば、メイクをするのが今よりもっと楽しくなるはずだ。
本書には他にも、一重・奥二重の方が感じている「塗っても隠れてしまう問題」が解決するアイシャドウの置き方や崩れにくいベースメイクの作り方、頬の内側から色が出ているように見えるチーク術など、いつものメイクが垢抜けるコツがたくさん。
メイク術だけでなく、美肌を作るスキンケア法が学べたり、漫画の後に収録されているBAパンダ氏の解説で、なぜ、そのアイテムを、どうしてそこに使うのかという「テクニック以前の概念」が知れたりするのも嬉しい。
ぜひ、本書を参考に、今の私をより輝かせる「大人メイク」を、自分のものにしてみてほしい。
文=古川諭香