2時間の会議は12分で終わる!? 多少強引でも、数字を決めれば変化は起きる/いまさら聞けない「数字の読み方」超基本
更新日:2022/7/21
ロジカルで説得力のある話し方のできる人は仕事もできる! 仕事ができる人に共通しているのは、「数字力」。筋道立てて考えることが苦手…という方は、まずは数字の読み方を身につけて、説得力・伝える力・問題解決力をみがいてみませんか。
久保憂希也著の書籍『数字が苦手な人のためのいまさら聞けない「数字の読み方」超基本』は、これまであまり数字を意識せずに仕事をしてきたという人に、データに騙されず、賢く数字を使う方法を伝授します。
本書で身近な問題やクイズを解きながら、ビジネスにも役立つ数字の読み方、数字を使った考え方をマスターしていきましょう。
仕事のやり方で何か変えたいことがあれば、数字を使って提案してみることが大切。説得力のある数字を出せば上司の反応も変わってくるはず――。
※本作品は、久保憂希也著の書籍『数字が苦手な人のためのいまさら聞けない「数字の読み方」超基本』から一部抜粋・編集しました
STEP5 数字でムダを削ぎ落とす
♦「ムダな会議はやめましょう」では効果がない
数字を使う効果は、なんらかの提案を行なう際に力を発揮します。
たとえば、上司に企画の提案を行なうのであれば、それによってどういう結果が得られるのかを数字で示すことが大切です。
説得力のある数字を出せれば、仮に上司がその企画に前向きでなくても反対しにくくなります。
日常の業務についても同じです。
仕事のやり方で何か変えたいことがあれば、数字を使って提案してみることです。結果的に提案が通らなかったとしても、数字で結果をシミュレーションして客観性の高いデータをつくっておけば次に生かすことができますし、あなた自身も納得して仕事に向かえるでしょう。
多くの人が不満に思っていることの1つに、「ムダな会議が多い」ということがあります。
「毎週やっているけれど、話があっちへ行ったりこっちへ来たりで、結局何も進展しない。そんなムダな会議のせいで仕事がはかどらず残業するハメになっている。ムダな会議をなくしてほしい!」
みんな密かにそう思っているものです。
だから誰かが指摘すると、「そうだそうだ、ムダな会議はやめよう!」と賛同の声が上がります。
しかし結局、何も変わらない。
なんだかんだで、かけ声だけで終わってしまいます。
私はそういった場面を数多く見てきました。