【作ってみた】一切れたったの102kcal! 毎日食べても罪悪感ゼロの米粉のシフォンケーキ
公開日:2022/5/25
お菓子を手作りするのが好きな人なら、いつかは挑戦してみたいのが「シフォンケーキ」ではないでしょうか? いわゆるスポンジケーキに比べて高さがあるのが特徴で、こんなに膨らませるのは難しそうに思えて、これまで作ったことはありませんでした。
手作りすれば、体によくてコスパも◎
『オイルなし、グルテンなしでからだにやさしい 米粉のシフォンケーキ』(田中可奈子/主婦の友社)を目にしたとき、「毎日食べても罪悪感なし!」「しかも作るのかんたん」というのに惹かれました。さらに、オイル不使用でカロリー控えめ、米粉を使うからグルテンフリーで、さらに粉をふるわなくていい、などとあり、ラクしてヘルシーなおやつが食べたいゴコロがくすぐられ……。
シフォン型という専用の焼き型が必要ですが、材料代は200円足らずで1台分がまかなえてしまうほどの高コスパなのもいい。
これなら作れそう。作ってみたい。作るしかない! と、ついに初シフォンケーキにチャレンジすることにしました。
まずは「基本の豆乳のふわふわシフォンケーキ」を作ってみることに。
作り方を一通り確認すると、粉をふるう工程が、本当にない! それに、オイル不使用だから、オイルを加える工程も、ない!
一つひとつの工程が、写真つきで説明されているので、初心者でも迷ったり悩んだりすることがなく、材料の計量から生地を型に流し込むまでが15分ほどで完了しました。
そして予熱しておいたオーブンで焼きます。ちゃんと膨らんでくれますように…と祈るような気持ちで待つこと8分。
まだ焼成の途中ですが、ここで一旦とり出して、生地の表面にナイフで切り込みを入れ、オーブンにもどして時間まで焼きます。途中で切り込みを入れるのは、ちゃんと膨らませるために必要なひと手間だそう。
焼き上がったら、冷ます
わかりやすいレシピのおかげで、初シフォンケーキが、まずまずの焼き上がり具合。一刻も早く味見をしたいところですが、ここで焦るのは禁物なんです、シフォンの場合。
気が急いて生地が冷めきらないうちに型から出そうとすると、形が崩れたり、しぼんでしまう原因に。オーブンの中でそのまま放置してしまうのもNGで、きれいに膨らんだ状態をキープするのには、型を逆さまにした状態で完全に冷ますのが鉄則とのこと。
型はずしは、ナイフなしがラク
以前、別のシフォンケーキの本をパラパラ眺めたときに、型を外すのが大変そうだなと思った記憶がありました。細いナイフで生地を型からはがすという工程は、なかなか手間がかかるなと。ところが、この本で紹介されている基本の型のはずし方は、ナイフを使わずに素手でというもの⁉
プロセス写真を思わず二度見してしまいました。こんなに生地を押しこんでしまって大丈夫なんですか⁉ でも説明通りにやってみたらできました。生地はしばらくすると元に戻ります。
毎日でも食べたくなるおいしさ&ヘルシーさ
切り分けると、家族の手が伸びてきて、あっという間になくなりました。自分用に確保しておいた1切れを、いざ実食。おお、ふわっふわっ。それに、しっとりしていて、おいしい! 本書の掲載ページ(p.10)を確かめるとホールサイズの1/8切れで102kcalとあり、バターをたっぷり使うパウンドケーキが1切れ200kcalほどなのと比べるとカロリーは約50%オフ!
初めてでもちゃんと焼けて自信がついたので、次は「バナナとチョコチップのもっちりシフォンケーキ」(p.14)にしようか、それとも「チャイのシフォンケーキ」(p.24)?…と、楽しく迷い中です。