「姿勢は品位のバロメーター」すっと背筋を伸ばすだけで、印象が変わる! 正しい姿勢を意識しよう/下品大全

暮らし

更新日:2022/7/21

緊張感のない在宅ワークをする

出社しないからといって“わが家感ありあり”の画像で平気な顔。これでは神経を疑われてしまいます。

 仕事も会議もオンラインでOK。リモート勤務やリモート授業に慣れてくると、「こっちのほうがラク」という声もあり、新型コロナ感染症が終息した後も、新しいワーキングスタイルとして定着するのでしょう。

 ところが、リモートだからとなかば休日感覚で、パソコンの前に座っている人もいるようです。たとえば服装。ふだん家で着ているであろうヨレヨレのTシャツやスエット、下はパジャマのズボン……。

 こうした恰好は、画面ごしにも「だらだら感」が伝わってしまいます。仕事中という緊張感も、品位もまるでありません。

 リモート中、ちょっと立ち上がることだってあるでしょう。そんなとき、パジャマのズボンが映ってしまったら赤っ恥もいいところ。

 カジュアルウエアが悪いわけではありません。ただし、ちょっとした外出はできる程度の、きちんと感は保ちましょう。

 

 在宅ワークなのですから、ある程度、家の中が映るのはやむを得ません。ただし、片付けはしっかりとしておきましょう。簡単にまわりを片付けたつもりでも、アングルによっては、意外なところが映ってしまうこともよくあります。

 たとえば、起き出したときのまま、グシャグシャのベッドが映っていたり、部屋が散らかり放題だったり……。

 狭くても、子どものものが置いてあっても、それだけで下品だとは言いません。品位が問われるのは、散らかったままで平気、あるいは、子どもがチョロチョロ入ってきても平気だという神経です。

 たいていの家は狭いのです。そうしたなかでも、できる範囲で、公私の別をつけるようと意識している。それが伝われば、品位は保てます。

<第3回に続く>

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