人目を盗んでポイ捨てしても、「お天道さまは見ている」。人目がないときこそ、自分に恥じない行動を!/下品大全
更新日:2022/7/21
品のある振る舞いの人を見ると「自分の行動は人を不快にさせていないか…」と不安になることはありませんか? 無自覚で相手を不快にさせている可能性も。
今回ご紹介する『下品大全 育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』では、言葉づかいやスマホの使い方、お金にまつわるNG習慣など、「品のない振る舞い」をピックアップ。自分のどのような行動が相手に「世間知らず」と思われるか…「品性」とは何か、その改善方法をご紹介します。
『下品大全 育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』を読んで、品性のある大人を目指しましょう!
人目がなければ何をしてもいいというわけではありません。ゴミのポイ捨てやキャンプ場での迷惑行為などもってのほか! 誰も見ていないときこそ品位ある行動をしましょう。
※本作品は菅原圭著の書籍『下品大全 育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』から一部抜粋・編集しました
人目がないときに品のある・なしは現れる
昔は「お天道さまが見ている」と言ったもの。でも、誰よりも自分自身が、恥ずべき振る舞いをしたことを知っています。
いつ何時も、私は私に見られている
誰も見ていないなら、何をしてもいいのでしょうか。たとえば、人目をぬすんでどこそこかまわずにゴミを捨てれば、自分の手のなかのゴミはなくなり、ほっとするかもしれません。
しかし、人の目がなければ「チャンス!」とばかり、なんでも平気でやってしまう神経は、品位をかなぐり捨てた、下賤な行動の最たるものです。
まともな神経の持ち主ならば、恥ずかしい振る舞いをしてしまったと後悔し、長く記憶し続けるのではないでしょうか。
殺人など重い罪を犯した人が、長年逃げ続け、でも、とうとうつかまってしまった。こんなとき、ほとんどの犯人が「つかまってほっとした」と感想を述べるそうです。ちょっと極端な例ですが、自分自身に恥じる振る舞いは、そのくらい自分を苦しめるものだということです。
昔は「お天道さまは見ている」と言って、人の見ていないところでも悪いことはしないように、と戒めたものです。でも、お天道さまよりシビアな目撃者が必ずいます。
言うまでもありません。自分自身です。
どんなにこっそりやったところで、誰よりも自分自身が見ています。一部始終を知っている自分だけは、ごまかすことはできません。
「これくらいはいいよね」の積み重ねが大迷惑を招く
近年キャンプを楽しむ人が増えていますが、その一方で、キャンプ場での迷惑行為が目立って増えているそうです。
流行っているから自分たちもキャンプを体験しよう、はいいのですが、そのノリが昂じ、アウトドアなんだから自由に楽しもうと、ふだんのマナーそっちのけではしゃぎまくるのは、なんとも恥ずかしい振る舞いです。
夜遅くまで大きな声で歌うくらいは序の口。プロのバンド顔負けの機材を持ち込んで、大音量で演奏する。それに合わせて踊りまくる。定番のバーベキューを楽しんだ後の後始末がいいかげん、などなど。
まわりには静かに過ごしたいキャンパーもいるのです。みんなで楽しむ時間はギリギリ夜の9時ごろまでなどと、おのずと制限があることをしっかり意識すべきです。
ゴミは持ち帰るか、所定の場所に捨てること。
キャンパーたちの合言葉は、「来る前より美しく」だそうです。品性を感じさせる素敵な言葉ですね。