悪口は、人としていちばん品のない振る舞い。人から悪口を聞かされたときの対処法とは？／下品大全

更新日：2022/7/21

　品のある振る舞いの人を見ると「自分の行動は人を不快にさせていないか…」と不安になることはありませんか？無自覚で相手を不快にさせている可能性も。

　今回ご紹介する『下品大全育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』では、言葉づかいやスマホの使い方、お金にまつわるNG習慣など、「品のない振る舞い」をピックアップ。自分のどのような行動が相手に「世間知らず」と思われるか…「品性」とは何か、その改善方法をご紹介します。

『下品大全育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』を読んで、品性のある大人を目指しましょう！

　悪口を言うことは、人としていちばん品のない振る舞い。身近に悪口を言う人がいたら、聞き流し距離を置くのが賢明です。

※本作品は菅原圭著の書籍『下品大全育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』から一部抜粋・編集しました

悪口を言う

その陰には、嫉妬やうらやましさが隠れているはず。人として、いちばん品のない振る舞いの一つです。

「彼女、カレにふられたみたいよ。一流大卒一流会社勤務、おまけにイケメンだなんてあんなに自慢していたのにね。なんでも、もっといいとこのコに乗り換えられちゃったんですって。高望みしすぎたのよね」

　こんなふうに、口を開けば人の悪口ばかり言う人がいます。実は、話題の相手がうらやましくてたまらない。だから、相手の不幸に浮かれてしまうのでしょう。

　相手がしあわせになることを喜べない。それどころか、内心では相手が不幸になることを喜んでいる……。なんともいじましく、みじめったらしい心理がにじみ出ています。

「人の不幸は蜜の味」という言葉があるくらいで、この種の話題は誰でも大好物。身を乗り出し、「そうよね。彼女、いい男ねらいでギラギラだったものね」などと悪口に参加してしまうと、あなた自身も同罪です。

　悪口を聞かされたら、「そうなの。……でも、本当のところは本人しかわからないですものね」などと聞き流し、悪口の主から距離を置くほうが賢明です。

「ねえ、ジャニーズの〇〇君、モデルの××と付き合っているんだって」などと、話題は根拠も曖昧な、週刊誌かワイドショーネタばかり。皇族の方のネガティブな噂話も大好き。軽薄で品性が感じられない、こうした人が多くなっていませんか。

　週刊誌やテレビの話題が悪いわけではありません。もっと文学作品とか政治や経済などについて話すべきでしょう、と言いたいわけでもありません。

　でも、ときどきは、自分自身が強く感動したニュースや本など、または、自分の五感で感じ取ったことを話してみませんか。