お風呂は絶好のリラクセーションタイム。「ぼんやり」なにも考えない時間がとても大事!/万年不調から抜けだす がんばらないご自愛
更新日:2022/7/20
「湯船に浸かる」は日常生活の中でもなかなかハードルの高いルーティーンのひとつですよね! しかしながら、お風呂に入ったあとのスッキリ感はやっぱり格別で、日々の疲れのリセットにはもってこいだと感じます。
バスグッズでカラダをケアしたり、半身浴しつつ本を読んだり…といった「攻め」の入浴も楽しいのですが、最近の私はただひたすら何も考えずにボーっとする「日常の空白」を体験するのにハマっています。
やり方は、好きな入浴剤を選んで入れて、文字も音もない空間で頭を空っぽにして、ただ「あたたかい」というカラダの感覚に集中するだけ。たったこれだけなのですが、「なんにもない時間」を数分でも持つことが、心身のリフレッシュには大切なのかなと感じています。
お風呂とリラクセーションの関係を説明する前に「自律神経」について少し説明しますね。
人間のストレス反応には、「自律神経」というシステムが深く関わっています。自律神経には以下の2つのモードがあって、環境の変化によって自動で切り替えてくれます。
交感神経:カラダを興奮させ、動きを活発にする「バトルモード」
副交感神経:カラダをリラックスさせ、元気を溜める「休息モード」
このモードの切り替えがうまくいくと、心身の健康は保たれるんですが、仕事や考え事で忙しすぎると、バトルモード(交感神経)に入りっぱなしになって疲弊してしまいます。これが「ストレス状態」です。なので、副交感神経を活性化させてリラックスした状態をつくることが必要なんですね。
入浴は、副交感神経を優位にしてくれる絶好のリラクセーションです。それに、お風呂に入る回数が多い人ほど幸福度が高いなんて研究もあるんです。適温は人によりますが、だいたい40〜41℃くらい。42℃以上だと血圧や脈拍が上がって交感神経を刺激してしまうので注意しましょう。
あと、お風呂の中は浮力がはたらいて、体重が10分の1くらいになります。全身の筋肉が重力から開放されて、緊張がほぐれるんですね。僕はひとりの時には湯船にもぐってクラゲのようにぷか〜っと浮いてぼんやりしています。
この「ぼんやり」がけっこう大事です。せっかくお風呂の中に入っているのに仕事のことばかり考えてたらまた、バトルモードに入ってしまうので、何も考えないのをオススメします。