どこまで見える? あなたのねこ首具合がわかるチェックテスト/おさんぽ整体④
公開日:2022/6/14
姿勢矯正のプロ・小林篤史氏が考案した無理なく続けられる、らくちんメソッドを1冊にした『歩くだけで効く! おさんぽ整体 肩こり・腰痛・不調に効く最強テク!』(三笠書房)。お金も道具も体力も不要の最強テク! 1回3分、おさんぽに取り入れるだけで、心も体も羽がはえたようにスッキリ軽やかになるという「おさんぽ整体」をご紹介します。
※本書で紹介しているセルフケアは、効果に個人差があります。ご理解の上、お読みください。
首や肩の辛い痛みをスッキリ解消!
最強テク9 ねこ首反らし
ここに利く!
●ねこ首(ねこ背)の改善
●ねこ首から生じていた肩こり、首こり、首痛、頭痛などの改善
目的
ねこ首とは、ねこ背に伴い、あごが前に出て首が伸びたり、逆に、あごが後ろに引っ込んで、首が埋まったりした状態をいいます。
左ページにチェックテストを用意しましたので、チェックしてみてください。
ねこ首による不自然なあごの位置が原因で、首や肩に負担がかかり、肩こりや首痛、頭痛といった症状が起こります。
近年、スマートフォンが広く普及した影響で、目立つようになってきた症状です。
通常、上を向こうと首を傾けたとき、頸椎だけではなく、胸椎も曲がります。しかし、ねこ首の人は、胸椎が固まってしまっており、ほとんど動かせなくなっています。
ねこ首反らしを行うことによって、固まってしまった胸椎に働きかけ、ねこ首によってズレた頭と首の位置を修正します。
ねこ首チェックテスト
まず、下のイラストのように何も考えずに上を見てみましょう。どこまで見えますか?
このチェックにより、あなたのねこ首具合がわかります。ねこ首は放置しておくと、よりつらい症状を引き起こします。最強テク9のストレッチでほぐしていきましょう。
肩甲骨の下のあたりから脊椎、そして頭全体が連動して動き、90度、もしくはそれ以上の角度に焦点を当てられる人は「優秀」です。「ねこ首」ではない、健康な状態です。
頭だけが動き、だいたい60〜80度の角度に焦点を当てられる人は「まずまず」の点数です。でも、肩甲骨が硬く、首への動きが連動していません。そのため、黄色信号です。
基本的にあまり頭も動かず、だいたい60度以下の角度にしか焦点を当てられない人は「重度」の判定です。首も肩甲骨も硬いため、放っておくと様々な不調を引き起こす可能性が!
1 真正面を向いてイスに座り、肩の力を抜いて、やや顔を前方に出す。
2 1の状態から、あごを後方に引き、姿勢を正す。
POINT!
□頚椎症の人は首を痛める可能性があるので、行わないでください。