目は口ほどにものを言う…。相手の思考を見抜くときは「目の動き」に注目!/眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学
更新日:2022/7/20
対人関係で、誰でも一度は「相手の本音を知りたい」と思ったことがあるはず。そして自分自身については「相手にいい印象を与えたい」と願う人も多くいるのではないでしょうか。
今回ご紹介する『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』は、2013年に発売され35万部の大ヒットとなった『ヤバい心理学』が、最新の心理ツール&コンテンツを携え、オール図解化で登場!
希薄になる人間関係、キレやすい人、面倒な上司……。
「相手の言動から心理を見抜く」「好感度アップのための心理テクニック」といった相手の言動やしぐさからその心理を読み取り、トリガーや地雷を回避するために知っておきたいテクニックを紹介します。
ビジネスや恋愛など、とっておきの場面に生かしたいトピックも充実。「実践的で使える心理学」を盛り込んだ1冊です。
普段人と接するときにまず相手の目を見る、という人も多いのでは? 相手の思考を見抜くうえで注目したい「目の動き」を紹介します。
※本作品は神岡真司監修の書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』から一部抜粋・編集しました
はじめに
心理トリックや心理テクニックをうまく使えば自由自在!
本書は、35万部突破のベストセラーになった「ヤバい心理学」の図解プレミア版です。重要度A級の心理コンテンツを厳選し、新たにお届けするものです。
私たちの思考は、そもそも騙されやすく、間違いを犯しやすいプロセスに満ちています。ヒューリスティック(※1)や認知バイアス(※2)といった影響から逃れられないからです。
私たちは物事の本質をつかもうとするとき、まずは直感で判断しようとします。
瞬間的に、無意識に、単純化して考える脳の「システム1」が機能するのです。
「あ、ヘビだ、危ない」と足元のヘビに気づいたら即座に飛びのきます。
「ええと、2×3は6だから、8人分あれば十分足りるな」などと計算します。
「ラーメンの汁を全部飲むのは、ダイエットによくないから控えよう」といった反射的な思考で、脳が疲れないようにしているのです。
ところが、簡単に判断できない場合があります。
「どうしたら、この商品は売れるのか」「Aの条件とBの条件では、どちらを選ぶべきだろうか」などというときには、時間もかけ、論理的かつ意識的な思考をするため、脳に負荷がかかる「システム2」を起動させています。
こうした勘で判断する「システム1」や、論理的に思考する「システム2」のいずれであっても、私たちはヒューリスティックや認知バイアスといった「思考の癖」「判断の偏り」「思い込みの罠」から逃れられないのです。
たとえば、ハンサムや美人は、心も爽やかでキレイな人に思えてしまう「ハロー効果」などは、「大いなる誤解」に満ちているのに、そう思えてしまうのです。
つまり、人はこのように、知らず知らずのうちに、いくらでもヤバい誘導にさらされているのです。
本書を読むことで、これからは心理トリックのワザを使って、ヤバい誘導でうまく人を操り、快適な人生にしていただくことを願ってやみません。
神岡真司
※1:ヒューリスティック=経験則で簡単な問題に置き換え判断するが、間違いも冒す思考プロセス。
※2:認知バイアス=ヒューリスティックの判断ミスで、誰もが陥りやすい心理傾向のミス。