読書百遍
読書百遍 / 感想・レビュー
𝓚𝓸𝓉𝓸
読書は「休暇の請求にはけっしてなりえない」。一冊の本を隅々まで読もうと思えばそれは多大な手間と時間がかかることで、たとえば風邪を引いたときにさらっと読めるようなものでもない。実感としてよくわかります。教科書に載っていてとても好きな詩人である長田弘さんのエッセイ。歴史に関する章などは今のわたしにはまだ少々難しかったけれど、この人の文章の開きかたが好きなのだと再認識しました。
2016/05/21
ロピケ
「読書百遍、意自ら通ず」という言葉を初めて知りました。長田さんの本は、もともとジョージ・オーウェルを追いかけてるうちに行き着いたようなものだったので、今回この本を読んで「普通の人の普通の言葉」の章を発見した時は、これに出会うためにこの著者を知るようになったのだろうとまで思いました。もちろん、他の章も読み応えありです。長田さんが青山南さんのお兄さんということも、初めて知りました。青山さんの本も好きだなあ。
2011/01/19
感想・レビューをもっと見る