文学部唯野教授
文学部唯野教授 / 感想・レビュー
さっとる◎
いやー面白かった!108円で色んな本をGETしてきたけども、その中でも一番のコストパフォーマンスじゃなかろうか(笑)大学教授のドタバタと、文芸批評。比較文化とかそのへん大学生の頃受講してたな…真面目に学生していなかった過去の自分を少し嘆くが、まあ何事も時期があるのだろうと(笑)しかし根本的にこういうの好きなんだなやっぱり。思い返せば初めて買った筒井本がこれだった。だいぶ寝かせてようやく読んだけど、色々読んだ後で良かったかも。そうだよね、あんなん書いちゃうんだもんね、そりゃこれくらい知ってるか。天才だよね。
2016/04/16
本木英朗
筒井康隆の長編では、俺は『ロートレック荘事件』と合わせてもう一つ読んでおり、それがこの作品である。高校、大学、社会人と3回読んで入り、今回で4回目だ。しかしこっちはいつ読んでも超面白い。さすが筒井である。これはもう、みんな買って読もう。それしかないってば。よかったねえ。またいつか読みたいなあ。
2020/07/21
そうたそ
★★☆☆☆ 当時これがベストセラーになった理由がよくわからない。というのも、駄作とかいうのではなく、大学という場所をパロったいつものドタバタ要素はありつつも、一般読者を寄せ付けぬような小難しい文学理論・文芸批評が展開されるあたり、一般読者に広く手に取られるような内容ではない気もするのだが。個人的にも哲学的な内容が延々と続く講義部分で挫折しそうになった。こういうのを楽しく読めたらいいのだが、如何せん頭脳がそこまで追いついていない。
2017/11/05
fseigojp
ブックオフで100円で購入 文学理論講義は勉強になる 半分くらいしか理解できんかったが
2015/10/09
海恵 ふきる
文学を専門に学びたいと考える自分にはよい入門書というか、よい概論だった。こういうことを延々考えているのはすごく愉しそうだ。大学教授達のしがらみを皮肉りつつ、講義部分はとてもわかりやすく説明してある。筒井康隆本人が小説の中で自分の書いたパロディを自画自賛していたのには思わず笑ってしまった。下の注釈を入れてくれていたのがより講義部分の理解を深める助けになった。おかげで読みたい学術書が増えてしまった。喜ばしいことだ。唯野教授のゼミ生になったらおもしろそう。
2018/03/04
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