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手紙 / 感想・レビュー
巨峰
始めての作家さん。5つの短編小説。読みやすくて、つまらなくはないんだけど、どう紹介すればいいかちょっと困る。すこし歪んだ日常を独自のセンスで切り取った。落ち着いていて、物語的なオチはない。ピリオドがない感じ。唯一オチのある表題作は、それゆえに居心地がわるい。
2013/09/29
やんやん
短編5編。夢?妄想? 読みやすいので読んでいると 最後がなく 終わってしまう感じで あれ?っと悩んでしまう。スッキリせずに次のお話へ。表題作の手紙はしっかり最後がありましたが 最後で終わるからなのかな。他の話は日常がこれからも続いていくという事だったのか??
2015/10/09
timeturner
ふつうの人がふつうに送る日常の中に小さな狂いが生じる瞬間を淡々と描いている。幸せな人はひとりも出てこないが、かといって不幸に打ちのめされている人もいない。なんだか不思議な空気をまとった作品を書く人だなあ。表題作は怖かった。
2022/01/18
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