寅さんの学校論 (岩波ブックレット NO. 326)
寅さんの学校論 (岩波ブックレット NO. 326) / 感想・レビュー
市井吉平
■山田洋次監督と教育学者の田中孝彦さんという方の対談形式。表紙の写真の1人に田中邦衛さんが写っていたので最初田中違いをしておりました。 ■1990年代に撮られた『学校』という映画を題材に、伊丹万作氏「演技指導論草案」についても交え、学校や教育というものについて語られる。 ■「男はつらいよ」は出てこない。 ■『学校』という映画を観てみたくなった。
2021/07/31
Takao
1993年12月20日発行。22年前の発行だ。久しぶりに再読。山田洋次監督と教育学者の田中孝彦さんが映画「学校」と教育を巡って対談している。映画「学校」は山田監督が長年温めてきた企画。その第1作が夜間中学が舞台だったというのは象徴的だ。普通の学校に欠けてるもの、足りないものが象徴的に描かれる。対談の後半では伊丹万作の「演技指導論草案」が取り上げられてるが、映画における監督と俳優の関係が、教師と生徒たちとの関係と似ていることに改めて気付いた。本書が出版された頃生まれた若い先生たちにも読んで欲しいと感じた。
2016/03/06
あっぺ
学校の図書館にあったものを読んだ。 誰一人として「いらない子」はいない。
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