「学ぶ」ということの意味 (シリーズ子どもと教育 教育をふかめる)
「学ぶ」ということの意味 (シリーズ子どもと教育 教育をふかめる) / 感想・レビュー
きいち
わかりやすい語り口ながら、噛めば噛むほど含み味が浸みだしてくるような、まだまだここから受け取れるものがある、そう感じさせられる本。◇「子どもと教育」という副題ながら、内容は決して子どもや学校教育に限定されていない。学びとは他者と関わりあいながら「なってみたい私」のほうへと向かうこと、この考えによって、大人の日々の営みにたくさんの学びを見いだすことができる。それこそ、この読メなんて学びの宝庫ではないか。◇臨終の床のエピソードから、生産や創造だけじゃなく理解ということも文化的実践だ、と導き出すくだりも印象的。
2015/02/28
motoryou
再読。なんですが、感覚的には初読みたいなもの。難しくて何度も読み返したりしたけれど、まだ未消化。また読み直しながら整理したい本。 「勉強は氾濫するが、学びが失われる。それは「希望」が失われることでもある」をどう受け取るか。もう一回、気になるところを読み直して見ないと。
2014/12/30
すわ
「なりたい自分」になるために自ら「学ぶ」。この「学ぶ」ということをどう実践していくのかが本当に難しい。
2023/05/21
moko
ちょっと難しいけれど、ケイ君の事例はわかりやすい。学び=アイデンティティーの形成過程とし、自分づくりだと。「なりたい自分になる」大人が活き活きとし、その先にある知の世界が魅力的に見えれば、子どもたちは自ら学ぼうとする知的好奇心を持つのかも。子どものコンピューター教育を進めることに懐疑的な点も納得させられる。 情報や知識を得ることと、学ぶことは違う。
2015/11/25
じーゆー
一読しただけでは、理解が難しかったけど、「学びのドーナッツ論」を少し自分の中で咀嚼できたところから、何かスッキリした。 何でもYOU化するのは良くない、でもYOUを通してTHEYを知るって「学ぶ」ってことに関してスゴく大事なんだろうなーと自分なりに感じた一冊。
2013/02/01
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