家族に侵入する社会 (シリーズ 変貌する家族 6)
家族に侵入する社会 (シリーズ 変貌する家族 6) / 感想・レビュー
森中信彦
約30年前に発行された「変貌する家族」というシリーズの第6巻『家族に侵入する社会』が書棚で発見し、読み直した。 この中の「個人・家族・社会ー北欧福祉社会における三者の関係」(著者・ヤンソン柳沢由美子)は、家族について考えていた私に確信を与えてくれた。 「いま、家族に侵入する社会というとき、家族は社会の持つ価値観、制度、行政に影響されざるを得ないという考えが基本にあると思われる。だが、それは日本のように、婚姻の上に成り立つ家族が制度として機能している社会の話である。」という導入から始まる。(続く)
1992/05/09
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