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アウン・サン―封印された独立ビルマの夢 (現代アジアの肖像 13)

アウン・サン―封印された独立ビルマの夢 (現代アジアの肖像 13)

アウン・サン―封印された独立ビルマの夢 (現代アジアの肖像 13)

作家
根本敬
出版社
岩波書店
発売日
1996-07-29
ISBN
9784000048682
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アウン・サン―封印された独立ビルマの夢 (現代アジアの肖像 13) / 感想・レビュー

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ジュンジュン

購入からはや半世紀、永き積読時代を経て遂に読了(←いや、流石に長過ぎやろ)。アウンサンは独立ビルマの夜明け直前に凶弾に斃れた。享年32。戦後、美しいまま逝った彼は何度も甦る、社会が迷走を続けるから。もし、生きていたら…そう思わせる彼の描いた「独立ビルマの夢」をその生涯と共に考察する。1988年、遂に夢を継ぐ者が登場する。そのまま民主化が実現していたら、美しい物語だったのだけど、現実は残酷だ。アウンサンスーチー、現在収監中。

2024/04/24

印度 洋一郎

スー・チーの父親アウン・サンを中心に、ビルマ近代史を見る。先入観とは違い、ビルマは他のイギリスの植民地よりも自治が進んでいた。しかし、やはりイギリスの支配に不満を持った大学生を中心に急進的独立組織が現われ、そこにアウン・サンもいた。英政府の追求で亡命したアウン・サン達独立派が日本陸軍の謀略機関の援助を受けて軍隊を組織したが、日本軍のビルマ侵攻と共に帰還してからの歴史は、イギリスよりも現地に無理解な日本軍当局を見限り、連合軍と接触するという綱渡りの日々。日本とビルマの呉越同舟な関係に複雑な気持ちになる

2017/01/17

OMO

面白さ:△   興味:○   読みやすさ:△   新鮮さ:○   文学的云々:×

2020/03/03

denken

コンバウン朝の滅亡からアウンサンスーチーまでのビルマ政治史。まず物語的に面白い。そして,名こそ聞けども何をなした人かわからないアウンサンが英雄である理由を納得できる。

2010/04/17

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