KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ワクチン学

ワクチン学

ワクチン学

作家
山内一也
三瀬 勝利
出版社
岩波書店
発売日
2014-02-28
ISBN
9784000062251
amazonで購入する

ワクチン学 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

エル・トポ

【ウィルスの意味論】の著者3冊目。ワクチンは医学上最高の発明であるが、「副作用ゼロ」はあり得ない。利益とリスクを天秤にかけ、総合的に判断されなければならない。副作用が出たからと言って接種を中止するのは賢明ではない。日本はワクチンの後発国である。メディアを含む関係者は冷静な対応が必要。米国では、CDCとFDAがワクチンの承認・規制を行うが、ACIP(予防接種諮問委員会)がワクチン政策に提言を行う。メンバーは小児科学会、内科学、公衆衛生学、消費者代表等。ワクチン接種被害者、ワクチン製造者にも発言権があり、

2020/12/09

coolflat

天然痘ワクチンから最新のマラリアワクチンなどの開発史を辿りながら、ワクチンの効果と副作用を解説。日本がワクチン後進国に留まっている原因に、ワクチン審査官の数が少なかった事が挙げられる。現在は増員されてきているが、一時は日本の審査官の数は米国の20分の1以下であった。これではワクチンの審査は進まない。また日本における潔癖主義とワクチンの副作用事件をメディアが過大に取り上げた事、これに対し行政が適切に対応しなかった事も有力な理由になっている。それにしてもへその垢から破傷風に感染する事があるのだと言うから驚く。

2014/07/18

H.Yamaguchi

ポリオ生ワクチンの一種は接種者の糞便から排出されたワクチン株を非接種者が取り込むことで予防効果をもたせるといった話が興味深かった。 M1蛋白やNPによるインフルワクチンは細胞性免疫を誘導するといった自分にとって新しい発見もあった。

2021/02/17

感想・レビューをもっと見る