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生命の起源はどこまでわかったか――深海と宇宙から迫る

生命の起源はどこまでわかったか――深海と宇宙から迫る

生命の起源はどこまでわかったか――深海と宇宙から迫る

作家
高井研
出版社
岩波書店
発売日
2018-03-16
ISBN
9784000062848
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生命の起源はどこまでわかったか――深海と宇宙から迫る / 感想・レビュー

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absinthe

面白い!。表紙から地球の海を想像していた。あのJAMSTECの高井さんの本でもあるし。しかし半分近くは宇宙の話しでもあり、エウロパやエンケラドスの話が登場する。しかも前から読みたかった生命の海洋起源説VS陸上起源説。もちろん高井さんが書いているから海洋説優勢だが。最新情報がてんこ盛りなのはうれしい。

2018/06/06

夜長月🌙@新潮部

地球上の生命がどこで誕生したかについては諸説ありますが著者は深海熱水活動域としています。この説が正しければ核が冷えていない天体に海があれば生命が存在する可能性があることになります。ハビタブルゾーンから外れて氷に覆われた土星の第二衛星エンケラドスも氷の層の下に海を持つことがわかっています。今、この海水を採取して生命を探る計画が進んでいます。

2021/05/20

やいっち

研究は相当に進んでいるようだが、生命の起源に迫るには、まだまだ迂遠な道のりがあると感じた。 生命誕生の場、生命の起源について、宇宙(地球外)も含め、数知れぬ説があるが、本書では主に深海熱水説が説かれている。同時に、陸上温泉説も採り上げられている。後者は吾輩には初耳。  同時に、本書で強調されているのは、生命存続の可能性、あるいはリスクについてだった。  仮に生命が誕生しても、存続するのはかなり厳しいとか。  ますます、生命の誕生が稀有なことだと感じさせられた。それでも、誕生したのは間違いないのだ……が。

2018/10/30

むくいぬ

海中で誕生したという生命の始祖に迫るドキュメンタリです。最先端の分析方法や、著者の貴重な体験に迫ります。研究者らしい確執や好奇心、そういったものも伝わってきます。地球の話だけかと思ったら、太陽系の惑星や衛星のお話も出てきます。壮大なお話で、半分ついていけない部分もあるのですが楽しかったです。

2020/09/25

shinano

日を置いて近々にまた再読したい本★  ぼくにとっては大変に面白く、またもう少し詳しく知りたくなってくる内容です。  ぼくの好きな(ぼくの科学読書傾向)分野やこれから知っておきたい科学分野が総合的に読めるのが楽しい。 宇宙天体物理から太陽系誕生の科学は、惑星学(地球学もその特記分野)の中での岩石惑星のことから地球の地質・鉱物学が入ってくるし、鉱物学は熱と圧力そして酸化還元化学作用で大気や海洋の科学知識もいる。

2018/06/20

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