寺田寅彦随筆集 第1巻 (ワイド版岩波文庫 98)
寺田寅彦随筆集 第1巻 (ワイド版岩波文庫 98) / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
科学者と芸術家の節(86頁~)。両者を、夏目漱石先生は職業と嗜好面で完全に一致させられる、とご講演されたことがあると、寺田先生はご指摘される。創作という意味では、共通点があるという。創造、creativityは今日の創造農村という地域振興方策とも接続する、重要な論点である。芸術家的科学者という面白い存在が出てきそう。色彩や和声など、芸術家の論理解析でもあるし、科学者の黙示を確立する技巧でもあり、なかなか意味深いテーマ(92頁)。他、田園雑感 の節(208頁~)。都
2013/08/02
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