鳥の飛翔に関する手稿
鳥の飛翔に関する手稿 / 感想・レビュー
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1505-06年に飛行機械を作るため、著者は鳥の飛翔の観察を行い、人間が腹這いになる機械、蝙蝠型の翼の機械、バネ動力の機械の3種を構想したという。本書には空の飛行とともに水力装置の研究もあり、水の流れから空気の流れを類推した著者の思考パターンも垣間見られる。一方それらの中を動く場合、圧力が一定の水と圧力が変わる空気の違いから、上側の表面積が下側より大きい鳥の翼の形状を上昇するために上下の圧力差を作るという力学的考察もある。本書は革の表紙の中に日本語解説があり、その後に原書ファクシミリ版が嵌め込まれてある。
2024/10/19
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