おもかげ (岩波文芸書初版本復刻シリーズ)
おもかげ (岩波文芸書初版本復刻シリーズ) / 感想・レビュー
miroku
「女中のはなし」のみ読了。にしても、初版復刻版金七千四百円なりは実に高価と言わずを得まい。が、原文ママってやつは、実に雰囲気のあるものである。
2018/04/21
nora
哀切な恋物語「おもかげ」が絶品。中島京子の『女中譚』の元ネタ「女中のはなし」はのほほんとしたいい話。他の作品は、風の向くまま気の向くまま、荷風先生が自由闊達、奔放気儘、のんびりぶらぶら東京を歩き回った随想が八編。最後には風流な俳句が百句。心は暫し戦前の東京を彷徨います。
2009/09/16
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