セクシャルハラスメントとどう向き合うか (岩波ブックレット NO. 543)
セクシャルハラスメントとどう向き合うか (岩波ブックレット NO. 543) / 感想・レビュー
katoyann
2001年出版労連女性会議での対談を書籍化したもの。1999年に改正男女雇用機会均等法が施行され、「職場における性的な言動に起因する問題に関する雇用管理上の配慮」が明記された。これにより、セクシュアルハラスメントは「女性の労働権の侵害」として法的な問題に位置付けられた。ハラスメントを「嫌がらせ」と訳したのは誤りであると言う。すなわち、ハラスメントは「絶え間ない攻撃」を意味するので、誤訳により人権侵害のニュアンスが換骨奪胎されてしまったという。20年経過した今も性暴力が発生するメカニズムは変わっていない。
2021/11/29
感想・レビューをもっと見る