有事法制と憲法 (岩波ブックレット NO. 584)
有事法制と憲法 (岩波ブックレット NO. 584) / 感想・レビュー
kenitirokikuti
図書館にて。2002年12月刊行の岩波ブックレットで、憲法再生フォーラム講演本の2冊目である。小泉内閣の2年目で、石原都政の1期目でもある▲小森:〈東京都では、石原知事・横山教育長の体制が、学校を、いわば「民主主義に絶望する場所」変えてしまう企みが進行しています。これが有事法制の教育現場での基本的な受け皿になります。〉学校はデモクラシーの孵卵器という左派の思想▲辻村:「市民主権」論。〈具体的に現行公選挙法の選挙資格年齢を一八歳程度まで引き下げて主権主体を拡大することが、主権行使の活性化につながる〉
2023/09/23
gollum
2002年の本。結局、武力攻撃事態関連3法は2003年に成立する。こういう基本的人権を無視した法律を成立させてしまったのは、次世代の子供たちに申し訳ないが、憲法と基本的人権とまっこうから矛盾する内容を学校ではどう教えてるんだろうなあ。
2013/08/23
Takao
2002年12月20日発行。2002年6月13日におこなわれた憲法再生フォーラム主催の講演会「いま、くらしと自由が危ない」での講演記録。小森陽一氏の「いま、なぜ有事法制案、メディア規制法案なのか」、辻村みよ子氏の「憲法政治に『憂い』あり 〜市民主権の視点から〜」を収録。最近、「共謀罪の名前を変えて再度法案提出」の記事を見たが、「個人情報保護法案」とか「武力攻撃事態」とか、日本語を愚弄した法案が立て続けに出され、成立させられている。14年前の小泉政権時代の出版だが、現在の状況を読み解くため歴史から学びたい。
2016/08/28
Tomoko
有事法の意味を知らなかった。 有事=軍事攻撃された時、軍事攻撃される恐れのある時だったのか。 軍事に関することで知らないことが多いのは、恐いことだ。
2013/02/08
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