病みながら老いる時代を生きる (岩波ブックレット NO. 717)
病みながら老いる時代を生きる (岩波ブックレット NO. 717) / 感想・レビュー
ネギっ子gen
看護師・宮古あずさの母親で、「病気のデパート」を自称する著者が、病気との付き合い方を伝授する。本書は2008年発行。その4年後、日本初の女性宣伝プロデューサーは80歳で逝去――。【ウィズエイジングのために】<わたしはアンチエイジングという言葉が大嫌いである。生きている限り人は歳を重ねて高齢期に入っていく。その当たり前の生きる道筋の高齢期をまるでマイナスのごとく捉える。アンチという発想そのものが、豊かな高齢期を作り上げ生きて行こうと願う、その願いそのものを踏みにじっているように思えてならないからである>。⇒
2023/05/25
壱萬参仟縁
「人生の難事に打ちひしがれることなく、 きりっと背筋を伸ばして生きていくためには、 難事をハードルとみなして、 見事に飛び越えたとき、人間として 拠って立つところのステージがグーンと 高まる」(38頁)。 確かに人間の成長はそういう面があろう。 医療や治療は不確実な事態の連続(44頁)。 教科書通りにはいかない。 生身の患者を相手にする怖さもある。
2014/04/07
感想・レビューをもっと見る