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はだしのゲンはヒロシマを忘れない (岩波ブックレット NO. 735)

はだしのゲンはヒロシマを忘れない (岩波ブックレット NO. 735)

はだしのゲンはヒロシマを忘れない (岩波ブックレット NO. 735)

作家
中沢啓治
出版社
岩波書店
発売日
2008-08-06
ISBN
9784000094351
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はだしのゲンはヒロシマを忘れない (岩波ブックレット NO. 735) / 感想・レビュー

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扉のこちら側

初読。2014年92冊め。はだしのゲンの著者による被爆体験記。連載に当たってCIAに捕まる覚悟だったという記述に、伝えたい記憶の重さを感じる。

2014/02/15

壱萬参仟縁

昨年末、お亡くなりになったのを報道された。評者小学生のときに「ピカドン」のマンガを読んだ覚えがある。描写としてだぼだぼの服を着ているかのうような皮膚の爛れ方。目を覆わんばかりである。これが戦争というもの。これが原爆が人間にした最大の人権侵害。被爆した人は火葬してから、骨が残らず、灰になってしまったという(11ページ)。原爆とか、放射能は、死んでからも酷な現実を突きつける恐ろしさ。蛆だらけのマンガ描写(18ページ)。原爆はいけない、戦争はいけない(46ページ)。最高責任者が読んでほしい一冊。次世代こそ必読。

2013/01/07

ちー

「はだしのゲン」を生み出した中沢啓治の残し続けたいメッセージ。原爆ドーム跡地で遊んだという幼少期。思い出したくないと思っていた原爆を、漫画で表したこと。少年誌で描くには残酷すぎると批判されたこと。そういった「はだしのゲン」が生まれた経緯からずっと伝え続けたいメッセージまでが収録されている。何よりも本誌で連載中に「子どもが読んで怖いとなく。トイレに行けなくなった」といった手紙ももらうことも。それこそ冥利だと言う。それだけ、あの絵で原爆の悲惨さを伝えれたのだと。それでももっと現実は悲惨だったと。伝え続ける意義

2013/11/13

Takao

図書室に岩波ブックレットのバックナンバーがあることに、最近気づき、手に取った。2008年8月6日発行。その4年後の2012年12月19日、中沢さんは73歳で亡くなった。講演を起こしたものだろうか、話し言葉で書かれていてとてもわかりやすい。本書の最後に、「ヒロシマを、ナガサキを忘れてはならない。そのためには、繰り返し、繰り返し、伝え続けるしかない。…」と語られている。中沢さんの死後、小中学校の図書室から『はだしのゲン』を撤去しようとする動きがあったが、子どもたちに戦争の加害と被害、抵抗を語り継いでいきたい。

2015/11/13

うさえ

繰り返ししつこく伝え続けること、その大切さ

2009/01/10

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