身体と性
身体と性 / 感想・レビュー
mejiro
柴田元幸「アメリカ文学のなかの愛」、牛島信明「『ドン・キホーテ』とフェミニズム」、 大橋洋一「ゲイ文学」、根本美作子「倒錯と「私」という<器>」、寺田光徳「ハンセン病とエイズ、死をめぐる病」が特におもしろかった。「アメリカ文学~」、<アメリカ文学にあっては、愛の問題が往々にして暴力の問題に反転する>。『ドン・キホーテ』はマチスモな騎士道物語に対するパロディ。すごい作品は時代を超越する。多様なテーマで読み応えがあった。知らない名前が多いのに気後れした。世界にはどれだけ芸術家がいるのだろう…。
2017/05/29
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