イギリス、湖水地方を歩く
イギリス、湖水地方を歩く / 感想・レビュー
左近
谷村志穂といえば恋愛小説のイメージで、著作に手を伸ばしたことは全く無かったが、実は北海道大学農学部で応用動物学を専攻し、登山経験も豊富なアウトドア派であったとは。本書はNHK-BSのトレッキング番組が元になっており、ルート通りに放送しているが、実際には天候の都合で最終区間を先に歩いた、という裏話も。湖水地方といえばワーズワース。「この景色を見たら、詩人になるしかないよなぁ」と思ったのはいつのことだったか。『ピーターラビット』も、そろそろ1冊くらいは読んでおこうかな…
2023/09/26
へへろ~本舗
NHK BS番組の「トレッキング紀行」のルポイギリス湖西地方を歩く企画。イギリスのフットパス、知らなかった。「歩く権利」から生まれた国内に「毛細血管のように密」に張り巡らされた歩道。景観を楽しむために歩く権利を行使するためなら畑や牧場、果樹園や森、人の庭先まで(庭先は冗談らしいが)通って良いとの事。フットパスを歩きながらビアトリクス・ポターやワーズワースの後を訪ねるというなんとも面白そうで疲れそうな(当初の計画では1日10km歩くという!)紀行文でした。読みやすかった。
2022/01/27
fu-min
一昨年イギリスに行き湖水地方にも行ったので行く前にこの本に出会いた かった。もう一度ゆっくりポターの世界をあるいてみたいなあ。
2012/11/20
syota
著者は登山好きな作家。歯切れのよい文章とさりげない白黒写真の組み合わせが良い。ワーズワースやポターが愛した湖水地方の美しさと、空気感までが感じられる。 滞在期間が限られていたため掘り下げた内容ではないが、著者と一緒に英国の田園を歩いている気分に浸ることができた。
2014/07/18
ゆみりん
NHK BSで放送されたトレッキング番組を、谷村さんが自身の視点で書き起こしたもの。紀行ものが好きなので、たぶんテレビで見ている筈だけれど、書籍で読むと、また違った良さがある。ただ、写真が全て白黒だったのが残念。
2017/11/25
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