空想主義的芸術家宣言
空想主義的芸術家宣言 / 感想・レビュー
ybhkr
芸術を理屈で見るのはめんどくさいと同時に腑に落ちた瞬間の、ユリイカ!!という感覚は非常に深くなる。モリクラ=森村作品のプリクラ企画に対する感想がおもしろかった。たしかに森村さんの作品が好きなわたしも好きな画家やイラストレーターの作品を森村パロディにされたらいい気持ちはしないかも。クリムト、宇野亜喜良、天野喜孝、東郷青児、エル・グレコ、エトセトラ。逆にヒエロニムス・ボスや岡本太郎みたいなものなら見てみたい気がする。全部がいやというわけでもないんだよね。複雑。森村フリーダシリーズは大好きだし。
2015/06/06
伊勢田和良
森村泰昌「空想主義的芸術家宣言」を読みました。 いつもの森村節に比べると、言わんとするところの論旨が明確で、各章のバランス、構成がしっかりしています。 発行が、岩波書店だからでしょうか。 ちょっとカタイ感じも受けます。 今までの主張である芸術と食事、前衛芸術の値打ち、芸術とモノまねに加えて、西洋美術と日本画、大阪文化、現代日本の風俗・文化、セルフポートレイト論など内容は、多岐、多彩です。 どの章も、読んで楽しく、成る程と納得が多いで
2015/11/03
A子
どの部分もこういう考え方面白いな~と思えた。特に終わりの部分で、やってみなければわからないなんていうのは空想力が貧困になっている、と書かれていて確かにそうだなと。やらなければわからないこともあるのかもしれないけど、でも空想力を膨らませることでわかることもたくさんあるよね。他人の気持ちを考えてみたり、頭の中で旅に出てみたり。もっと空想力って大事だよ!って言えるような大人になりたいな!
2013/12/09
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