知の現在と未来――岩波書店創業百年記念シンポジウム
知の現在と未来――岩波書店創業百年記念シンポジウム / 感想・レビュー
壱萬参仟縁
静かで長い非常事態、放射能汚染(ⅴ頁)。広井教授の社会的関係性――科学/知の社会化(ソーシャルな科学/知21頁~)がある。生命の創発性、自然の内発性、存在をテーマとした時代になっていく(24頁)と想定されている。自然の内発性は火山噴火が象徴的である。デンマークは原発を持っておらず、ドイツも2022年までの脱原発を宣言。緑の分権的福祉社会に近い姿を実現しつつある(29頁)。日本はかなり立ち遅れているどころか彼らに逆行しようとしている。
2014/10/02
イボンヌ
知の未来に期待するしかありません。 シンポジウムを文字おこししたものです。哲学や文学や社会学や財政の先生が議論したものです。 多くの専門家が戦争について、近い将来起きると言及しているのが心配になりました。
2017/02/08
鎌倉 幸子
さまざまな視点から語られているシンポジウムの記録集。「知的ということは、折に触れて考えて、想像力を発揮するということです」という高橋源一郎さんの言葉が記憶に残った。情報の海の中にいることで「わかっている」気になってはいけない。考えて、その先の未来を創造することこそ未来のために「知」を働かせることにつながるのだと実感した。
2022/12/30
樹
自主と模倣。日本人は自主の理念と行動の習慣がなかった。ルールを決められるものが強い。一人一人が哲学者になる必要がある。TVを見ると考えなくなるらしいけど、TVは退屈だからついつけてしまうけどね~。少し減らすべきですね。シンポジウムをまとめた書籍なので、さらっと読めました。
2017/02/17
Sekiguchin Kazutaro
「短絡的な国家嫌いを辞めて、国家の役割を明確化することが重要〜」
2016/07/14
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