中世和歌史論――様式と方法
中世和歌史論――様式と方法 / 感想・レビュー
akuragitatata
和歌を論じるてつき、そして視線には二つある。一つは徹底的な熟読によってえいやと論じる。これは「眼光」という。もう一つは、調べ物の成果として、似ている作品や似ていない作品を隣に置いて眺める。これは「匍匐前進」という。眼光するどきもののふは刃を握ってそのまま往生した。匍匐前進をしていた人はいつのまにかジェット機よりも早く北海道にたどり着いていた。北海道ではカニが食い放題であった。カニを食べているうちに往生の仕方を忘れて匍匐前進で海に潜っていった。下人の行方は誰も知らない。
2017/06/15
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