磔のロシア: スターリンと芸術家たち
磔のロシア: スターリンと芸術家たち / 感想・レビュー
かふ
前作『終末と革命のロシア・ルネサンス』の続編だけど前作が作家個人の資質や生業を描いたの対して、この本は社会(スターリズムの全体主義)における作家を描いている。作家よりも全体主義国家の顔貌。米原万里『打ちのめされるようなすごい本』で絶賛していた本は面白い。ブルガーコフがスターリンから直接電話がかかってきて「あんた亡命する気あるの?ロシア作家が亡命して生きていける?」と言ったとか。
2018/06/12
takao
☆スターリン時代の芸術家の死の真相に迫る
2018/01/28
米村こなん
スターリン治下のテロル吹き荒れるソ連で、芸術家たちは生き延びるために命懸けで「二枚舌」を使った。芸術家による権力への抵抗の奥深さを教える貴重なルポである。
2016/02/01
Kei
もの凄く興味深い本だけど、やりきれなくて胃が痛くなってきそうでした。。。ブルガーコフ、マンデリシュターム、マヤコフスキー、ゴーリキー、ショスターコーヴィチ、それからエイゼンシュテインが取り上げてあります。読み応え抜群!亀山さん、是非続編も書いて下さい!!メイエルホリドやパステルナークetc.を取り上げて。
2012/10/06
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