パッチギ!的: 世界は映画で変えられる
パッチギ!的: 世界は映画で変えられる / 感想・レビュー
編集長
「パッチギ!」は観たし、監督が井筒監督ということは知っていたけど、プロデューサーが李鳳宇(リ・ボンウ)とは知らなかった。というか、李鳳宇という人を知らなかった。著者が育った在日朝鮮人社会の状況や反骨パワー、多大なリスクを背負って行う映画の制作や配給に注ぐ情熱が、バチバチ火花を散らす本だ。まさに「世界は映画で変えられる」(副題)という感じ。観たい映画がたくさん増えました。「シュリ」「月はどっちに出ている」「北京ヴァイオリン」「オアシス」「ジダン」あたりから。もちろん「パッチギ!LOVE&PEACE」も。
2015/04/29
penkick
彼の引退とW杯の決勝戦といったサッカーファン最大の祭典は、ヨーロッパでの民族及び宗教対立の深刻な相克を露にしてしまった。でも、僕は思う。人生にはサッカーより大切なものがある。何十億という青少年の前でジダンが示したのは、そのプライドだったのではないか。(映画を観てきた、観せてきた)
2015/07/09
ぱーぷる・ばんぶー
シネカノンのプロデューサーが書いた映画の製作、配給にまつわる話。中心は「パッチギ!」のこと。 あの映画のエピソードの多くが著者の実体験だったんですね。
2008/08/15
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