自分史ときどき昭和史
自分史ときどき昭和史 / 感想・レビュー
moonanddai
山藤さんが亡くなられました。山藤さんと言えば並び語られるのが和田誠さん。この本でも和田さんのことに触れられ、「和田誠は古今亭志ん朝…山藤は立川談志」だと。なんとなくうなずけます。そう言えば、私がよく行く図書館で、和田さんが亡くなったときは追悼特集がすぐになされましたが、山藤さんの時は特に無し…w。こんなことも、お二人のキャラを思うと、ありかなと思ったり…w。(まあ和田さんの場合、児童書も多かったこともあるのでしょうが。)
2024/10/10
くさてる
当代一の戯れ絵師が振り返る、これまでの自分史。いわゆる“語り下ろし”かと見紛うような思いつくままの“余談”で途切れ途切れに繋がれていく語り口で、同じような形式の「ヘタウマ文化論」では、それが散漫に感じられてとてもノりにくかったのだけど、こういう内容だと、ご本人の思い出話にリアルで耳を傾けているような感じで読みやすかった。内容の濃密さ、登場する当時の文化人のゴージャスさはまさに綺羅星のごとく。読み手のわたしにもっと教養があれば(とくに落語の)、もっと楽しめただろうなあと思いました。
2014/04/16
kokada_jnet
山藤章二の作品とは、ずっと相性がよくなかった自分だが。自身の創作者としての独特性を、客観的に論じているこの本は。「あ、山藤さんって、そういう人だったのか」と、色々、腑に落ちた。、
2014/07/10
エドバーグ
自慢史だが、鼻につかないのが著者の筆力。著者がどのような軌跡で現在の境地に達したのか、素直に著されています。 興味深かった。
2020/02/24
mariko
我が家族が30代にちょっと住んだ下目黒1丁目、彼もその辺で子供時代を過ごしたらしい。 その頃の昭和とご自分史。 山藤章二の絵も文章も好き。 まだ見ていない絵が山ほどありそう。
2017/02/14
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