女のきっぷ――逆境をしなやかに
女のきっぷ――逆境をしなやかに / 感想・レビュー
むぎじる
気風がいいって何だろう?ここに登場する女性たちの生き方を垣間見て、少しずつ輪郭が浮かんできた。情熱的で、奔放で、たくましくて・・・自分のやりたいことをしっかり見つめて、駆け出していける人。周りの人々は振り回されて大変だったかもしれないが、自分の人生をきっちり生きているのだから、致し方ないのかもしれない。お気に入りは、むせかえるような奔放さを発する「林芙美子」。人を惹きつけずにはおれない魅力あふれる新宿中村屋創業者「相馬黒光」。情熱的で人情家、古き良き下町の女「沢村貞子」。
2014/07/29
kaoriction@感想は気まぐれに
『明治快女伝』その他著作と被るものもあるが、明治から平成までの世を逆境に立ち向かいつつもしなやかに自らを貫き時代を生き抜いた「きっぷ(気風)」のいい女たち17人の評伝エッセイ。ちょうど どんな人物なのか知りたいと思っていた吉野せい が収録されていたので楽しく読んだ。与謝野晶子もさらに興味が湧き掘り下げたくなった。お馴染みな顔触れである樋口一葉、宇野千代、林芙美子らに新しさはないが、読むたびに私はチカラをもらう。きっぷのいい生き方、強い心。私たち女がいまあるのは、彼女たちの前向きな生きた方によるものも多い。
2017/08/25
たな吉
きっぷのいい女が、ずらり。いさぎよさが、眩しいです。
2014/10/07
ろびん
筆者の主張が煩いな……。
2019/01/08
海のぱんつ
17人の生き生きした女たちが、さっと明るい気分にしてくれる1冊。ぱらぱら好きなところだけつまみ読みしてもよし。
2016/03/04
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