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定本 柄谷行人集〈3〉トランスクリティーク―カントとマルクス

定本 柄谷行人集〈3〉トランスクリティーク―カントとマルクス

定本 柄谷行人集〈3〉トランスクリティーク―カントとマルクス

作家
柄谷行人
出版社
岩波書店
発売日
2004-03-26
ISBN
9784000264884
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定本 柄谷行人集〈3〉トランスクリティーク―カントとマルクス / 感想・レビュー

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34

カント論で足りないものを見事にマルクス論が補っている、素敵な構成の書。しかしそれでも何かが足りない。とくに、流通過程に主体的抵抗の契機を見出すという結論は、カント論から橋渡しをかけられた議論の、見事な着地点という気はするものの、う〜ん。ただ、そこから『探究1』にさかのぼると、ブリリアント! ボロメオの輪が二つではなく三つの輪からなっていたことを想い出す。三つ目の輪は、足りないものを埋めることで、それを解消するのではなく、足りないものを可視化することで、それが解消しえないものであると気づかせてくれる。

2019/04/19

amanon

読み応えはあったし、知的刺激も少なからず受けたけど、何だかな…感が拭えないというか。カントとマルクスを基本並行して論じるのではなく、別々に論じたものを一冊の書籍にまとめる。その意図を今一つ汲み取ることができなかったのが、もどかしさの最たる要因か?後、後の著作でも大きなモチーフとなるアソシエーションという概念。確かに有効だと思うけれど、そこに辿り着くための道のりの考慮すると、やはり眉に唾をつけたくなる。しかし、現状を放っておくわけにはいかず、カウンターとなる思想が必要なのも否めない…もう一度読み返すか。

2022/03/08

fseigojp

カントからマルクスを読むのが真骨頂か カントって偉大ですねえ

2014/12/25

スズツキ

ついに着手。タイトルは「たえまない移動をはらみ、安定した立場に立たないコペルニクス的転回」のこと。コメント欄で適宜抜粋。

2014/05/04

発起人

資本・国家・ネーションへの抵抗運動の原理をカント/マルクスに探った力作

2010/08/12

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