現代世界への問い (21世紀文学の創造 1)
現代世界への問い (21世紀文学の創造 1) / 感想・レビュー
harass
筒井康隆が編集した評論シリーズの一つ。筒井の『現代社会と文学の行方』は良い評論。個人的には、佐藤亜紀『物語のゆくえ』が強烈でこれを立ち読みして購入を決めた。まあ、線引ばかりで100円だったせいもあるが。 某評論家漫画原作者編集者に対する毒舌の猛烈さに驚いた。オタク文化の強烈な批判でもあって、個人的にもっともと感じる箇所が多かった。「質」を求める読者とそれに対応する作品を生み出すことで具体的な手法は、佐藤のほかの本と同じ趣旨だった。しかし前半は挑発的でスリリングだった。
2012/08/16
sk
それほど良質ではないが、現在の文学の問題がわかって良い。
2013/12/07
numainu
評価C
2009/05/24
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