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ケアその思想と実践 〈2〉 ケアすること

ケアその思想と実践 〈2〉 ケアすること

ケアその思想と実践 〈2〉 ケアすること

作家
上野千鶴子
大熊 由紀子
大沢 真理
神野直彦
副田 義也
出版社
岩波書店
発売日
2008-05-09
ISBN
9784000281225
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ケアその思想と実践 〈2〉 ケアすること / 感想・レビュー

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amanon

専門性の高い仕事であるのにも関わらず、その専門性が今一つ確立されていない介護職という仕事。その厄介さに期せずして向き合うことに。本書で言われているような介護職に対する偏見に晒されることは幸いにしてこれまでなかったが、ただ多くの介護職者が向き合っている過酷な現実には暗澹たる思いがする。そして、行政が行う高齢者対策の杜撰さには目を覆わずにはいられない。これが現実か…と。とりわけ、あたかもこれからの時代を担う画期的なものと一部で謳われている介護保険への多くの批判的な意見には、目から鱗が落ちる思いがした。

2016/06/06

teltelmomiji

介護労働の感情労働としての側面に焦点を当て、感情労働が客観的には測れず、目にも見えないこと、また伝達可能な形式知ではなく言葉にすることが難しい暗黙知に依拠するために不当に低く評価されているとの分析が面白かった。感情労働が評価されないことが、介護だけでなく女性の多い職種の労働単価が低い要因にもなっているとのこと。

2018/12/17

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