社会とことば〈井上ひさし 発掘エッセイ・セレクション〉 (井上ひさし発掘エッセイ・セレクション)
社会とことば〈井上ひさし 発掘エッセイ・セレクション〉 (井上ひさし発掘エッセイ・セレクション) / 感想・レビュー
katsubek
単行本等に未収録の文を集めた書。筆者の人となりが浮かび上がる。平和を祈る思いが伝わってくる。最初のラジオドラマのシナリオが、面白いと感じるかどうかが、一つの分かれ目といえるかも知れない。
2020/06/07
はるさん
最近発掘された「著書未掲載」のエッセイを、改めて三冊に編んだ中の第一冊目のエッセイ集。ことばの力を信じたからこそ、ことばを大切にした著者ならではのエッセイの数々は、何十年という時間が経っても全く色褪せないことに驚き。
2020/06/23
いのふみ
柔らかな物言い、毅然たる態度。
2021/05/06
みーあ
★4.5 一番心に響いたのはP79『恋、名所旧蹟、文学史上の名作、球場での名選手の一挙手一投足など、その名を知るのみだったものの実体に、ある日、自ら望んで、あるいは偶然に、触れる。するとそのとき、名が実体と合致して完全にひとつのものとなる。途端に、世界の一部がしかと腑に落ち、心に一瞬、安堵が訪れて、人はしばらく満ち足りた思いで過すことができる。ベランジュ修道士の言うように、人生はこの発見の連続なのかもしれない』私もこういう瞬間が好きで言葉を探しに読書している、そんな気がするからだ。
2022/11/03
mariko
釜石小学校の校歌を作っていた。 ユーチューブで聞いてみたら校歌らしくなくておもしろい。 吉里吉里人、憲法、ニホンゴ日記より、ことばの泉、古語辞典.etc. 井上氏の物事をなんとよく知っている事!
2022/10/08
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