おいしい水 (Coffee Books)
おいしい水 (Coffee Books) / 感想・レビュー
hiro
700ページを超える『とっぴんぱらりの風太郎』に少し疲れて、1時間で読めるこの本を気分転換のつもりで読んだ。原田さんといえば、美術というイメージが強いが、『キネマの神様』では映画、この本では写真が重要な役割を担っていて、原田さんの引き出しの多さには驚く。あの地震の10年前の神戸が舞台の女子大生の恋の物語だが、山と海に挟まれた港町神戸の風景、あずき色の阪急電車、二人称の意味の‘自分’が使われている関西弁の会話など、関西人には身近に感じる小説だった。『おいしい水』の意味を知りたい方は、是非読んでください。
2013/12/22
れみ
神戸が舞台の、主人公が大学生の頃に憧れたふしぎな男性ベベとの恋のお話。マハさんの書くお話や文章大好きなので短いと少し物足りなさはあるけどこういう雰囲気はとても好き。写真ぽい挿絵も綺麗。神戸を旅したときに見た風景を思い出しながら読んだ。あとどうでもいいけど私の中でベベは綾野剛さんのイメージ(^^)
2015/10/08
❁かな❁
原田マハさんの作品を読むのは7作目。お気に入りさんの感想から読んでみました!とってもオシャレで素敵な雰囲気で好みです♡薄い本なのでスタバですぐ読了できました!神戸を舞台にした切ない初恋のお話で先月ちょうど神戸に行ったところなので神戸の街並みや阪急電車が頭に浮かびました(´▽`*)作品の中で紹介されてる写真家の方々や音楽で知らないものは気になります♪後半2回ウルウルしてしまいました(இдஇ; )とても切ないけど、べべと過ごした時間はいつまでも素敵な想い出だろうな♡中の絵も素敵で雰囲気を楽しめるような作品*
2015/05/31
AICHAN
図書館本。神戸を舞台にした短い短いラブ・ストーリー。短いけれど深さを感じさせる。透明な文章が想像力をかき立てて深い味わいをもたらす。まるで詩のような作品。マハさんならではの高度な作品だと思う。主人公は岡山生まれで神戸の大学生になった。マハさんは幼少期を岡山で過ごし関西学院大学に入った。そんなところから、マハさんの青春の1ページを切り取った作品のようにも思う。「おいしい水」は甘じょっぱい。
2019/05/21
とし
カセット式ウオークマンは懐かしい、携帯電話も無かった80年代、場所は神戸での甘く切ないラブストーリー、良いですね。
2014/11/14
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